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2007年9月17日

花日記「キンエノコロ」:村中レンジャー

植物の花は美しいもの.花に対して多くの人がそのようなイメージを持っています.
ところが,花びらも何もない花がずいぶんとたくさんあるのをご存じでしょうか.
萼(がく)や葉が変化して鮮やかになった植物はありますが,今回紹介するキンエノコロなど,イネ科の植物には全くそのようなものはありません.

20070917plants_2

花びらなどで美しく魅せるのは昆虫などの花粉を媒介してくれる動物をおびき寄せるためのサインですが,花粉を風で飛ばす風媒花にはそのようなものは必要ありません.

遠目では咲いているんだか,なんだか分からない植物ですが,ちょっと近づいてみると,美しい(?)花の様が顕わになります.
紫色のくし状の物体はめしべの柱頭,飛び出している白っぽい物体がおしべです.めしべの柱頭は風で飛ばされてくる花粉を受け取りやすい構造になっています.
このような地味な植物にもちゃんと花があります.足下に細々と咲く地味な植物も詳しく見ると思わぬ発見がありますよ.

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