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2007年7月 1日

ガイドツアー『森からの恵み』:村中レンジャー

ガイドツアー『森からの恵み』を開催しました.
今日から9月末まで11時開始となります.

森からの恵み; 森の中のいろいろな果実を想像します.ヤマグワ,ヒメコウゾ...
恵みはそれだけではありません.
ミツバの葉,クズの根なども恵みといえます.

野生の動物は食料などを得るために,「仕事」をするという役割を担っています.

Photo_6

クマイチゴの果実は甘くて美味しいものです.その他にも赤,黒,黄色など様々な色に熟す果実は食べられるものが多くあります.森では,鳥や小型の動物が食べます.食べられた果実は果肉だけが消化し,タネは便と一緒に排泄されて運ばれるのです.
動物たちはタネを遠くへ運ぶ「仕事」の報酬として食料を得ているのです.
花に集まる昆虫も同じといえます.植物の花粉を他の個体に運んで受粉を助ける「仕事」の報酬として花蜜などを食料として得ています.
葉を食べる昆虫はどうでしょうか.ちょっと難しいですが,食べられた植物は損害を被っているにすぎません.しかし,食べられたものは分解しやすい形(排泄物など)となって再び土に帰ります.それらを更に菌類や土壌動物の体中を通過し,植物に利用しやすい形(栄養)と成るのに役立ちます.すこし複雑ですが,それも「仕事」と言えます.
植物と動物はお互いに利用しあい,仕事の変わりに報酬を提供することで共存しているのでした.

それでは,人間はどうでしょうか?
人間は単なる傍観者? ヤマグワの実を一方的に食べる厄介者?
いやいや,そのようなときもあるかもしれませんが,人は里地・里山の雑木林を手入れして林を守ります.よく手入れされた林には,恵みがたくさんあります.果実だけでなく,私たちがよく食にする山菜,それから薬草なども役立ちます.手入れが施されなくなるとそのような植物は失われます.
人間は林の手入れという「仕事」を施す琴への報酬として「山の幸」を手に入れにれることができるのです.
里山の手入れをしてみませんか? 私たちがなかなか知り得ない「恵み」に出会うことができるかもしれませんよ(村).

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