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2007年1月20日

レンジャートレーニングセミナー『地元学』:ひじりレンジャー

レンジャートレーニングセミナー第3回のテーマは「地元学」。
学生さんや主婦の方、造園業を営んでいる方など、9名の参加者が集いました。
「地元学」については『森のしんぶん1月号』の「1月の森」でも簡単に触れましたが、地元の、「足元のあたりまえ」を見直して、未来の暮らしに活かしていこうという試みです。
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今回はNPOうしく里山の会の坂さん、牛久市役所職員の柳下さんを講師にお迎えしました。お二方は観察の森に隣接している結束集落の暮らしや歴史について、聞き書き調査を行っています。

まずネイチャーセンター内で、牛久周辺の土地利用の変遷や、「結束八軒、馬十六匹」に始まる結束の来歴、江戸時代に行われていた小野川から江戸への水運のお話しを伺いました。
小さな集落の暮らしが川と結びついて、江戸にまで連なっているというダイナミックな話に引き込まれます。

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その後、講師お二方の案内で結束の集落を実際に歩きました。
集落の古い地名や地割りが書かれた地図を手に、昔は馬を飼っていたという小屋、100年以上前のヒエ(非常用の食糧だったそうです)が眠る蔵、観察の森の敷地内にある「鹿嶋神社」などを巡りました。

センターに戻り、地元産の落花生で作った味噌ピーナツ、糀から仕込んだ甘酒を味わいながら昼食。
牛久の特産品の話など、食べ物の話で盛り上がりました。

午後はグループ活動。結束を紹介するツアー企画を立案するグループ、集落を案内する地図や掲示を作成するグループに分かれて、結束の持つ魅力を振り返り、それを伝えるための手法を考えます。
それぞれ地図とツアー行程を1枚の大きな紙にまとめ、発表を行いました。
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どんな場所であっても、人の暮らしのあるところに歴史があり、人の繋がりがあり、その土地ならでは文化があるという、「足元のあたりまえ」が持つ魅力を感じていただけたのではないかと思います。
最後に、地元学の心得として柳下さんが述べられた「地元の人と一緒に歩くことが大事、追い越してしまってはいけない」という言葉が印象的でした。

お二方が続けてこられた聞き書き調査については、3月頃にまとまって形になりそうだとのこと。それを手に、再び結束の地を歩くのが楽しみです。

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